今日は、原油相場の下落を受けた米国株安や、1ドル110円台前半まで円高方向に振れた為替が重しとなり、売りが先行。
日経平均は23783円で安寄りしてスタートしました。
その後、9時49分に23739円まで下落。
前日比で200円以上下げる場面もありました。
そこからは円高進行が一服すると押し目買いが入り、下げ渋る展開に。
引けにかけて下げ幅を縮める展開となり、▲83円の23868円で、3日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台で、3兆円の大台回復とはなりませんでしたが、そこそこの水準でした。
円高一服に合わせて日経平均も高値を狙うという展開にならないか
昨日、日経平均が高値抜けとなったことで、24000円の台代わりを狙う展開になるかと思ったのですが、昨日の売買代金は2.4兆円台で、台代わりを狙うには商いが足りず、その点も影響して本日の反落につながったのではないかとも思われます。
なお、為替に関しては、1/9から円高方向の動きが続き、日足のチャートは昨日までで6日連続で陰線が続く形になっています。
今日は一時110円18銭まで円高が進む局面もあったのですが、さすがにここまでほぼ一方的に円高が進む動きだったので、その後は切り返してやや円安方向に動く形になっています。
ここまでほぼ一方的に円高方向に進む動きが続いてきたので、さすがにそろそろ一旦戻す場面があっても良いのではないかと考えます。
なお、円安方向に戻す時に、日経平均が24000円の台代わりを狙う展開となる可能性もあるのではないかと想定しますが、どうでしょうか?
ただ、今日の為替は110円割れを取りあえず回避する動きとなったのですが、流れとしては円高方向への動きが暫きそうな感じもします。
となると、昨日の記事「日経平均は今来週内に24500円程度まで上げる展開となるか?」で書いたように、日経平均が24000円の大台を抜けて、24500円程度の高値をつける動きとなったとしても、今回は上げの持続性はあまり続かず、再度、24000円の大台を下に抜けて20週サイクルの安値をつけにくるという展開になるのかもしれません。