今日の日経平均は急落でした。
本日は、前日のNY市場が大幅安となった流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。
日経平均は23043円で寄り付いた後、香港、上海、台湾などのアジア株が連鎖的に下落した事で投資家心理が悪化した事もあり、ほぼ一本調子で下げる展開になりました。
14時29分に22459円まで下げ、下げ幅は一時1000円を超える場面もありましたが、引けにかけては少し戻し、▲915円の22590円で終了しました。
下げ幅は今年3番目の大きさとなり、売買代金も前日よりも膨らみ、3.7兆円台でした。
外部環境の悪化に加え、明日12日に10月限の日経平均先物ミニ・オプションのSQ算出を控え、先物にポジション調整売りが出た事も下げを広げる要因となったようです。
これまでは21851(2018年8月13日)から中期5波目の上げが進行中と見ていたが‥‥
これまでは昨日の記事でも書いたように、23400円あたりで24448(10/2)からの調整が終わると考えていました。
しかし、本日はその水準を大きく割り込んだほか、25日線(今日の時点で23364円)、75日線(同、22722円)も下回りました。
長期線の200日線(同、22508円)も一時は下回りましたが、引け値ベースではその水準は何とか持ちこたえる形になりました。
さて、本日の下げをどう見るのか、という事になるのですが、正直ここまで下げてくるというのは想定外でした。
ここまでは10/2の記事で書いたように、21851(2018年8月13日)から5波目の上げが進行中と見ていました。
【中期波動カウント】
第1波(上昇): 14864(2016年6月24日)⇒19668(2017年3月2日)+4804円
第2波(修正):19668(2017年3月2日)⇒19239(2017年9月8日)▲429円
第3波(上昇): 19239(2017年9月8日)⇒24129(2018年1月23日)+4890円
第4波(修正):24129(2018年1月23日)⇒21851(2018年8月13日)▲2278円
第5波(上昇):21851(2018年8月13日)⇒現在進行中
この5波目の上げを更に細分化すると以下の通りになり、24448(10/2)からは5波目の(4)の調整を入れており、その調整が終われば5波目の(5)の上げになり、その上げが終わった所でやや大きな下げがあると想定していました。(これも10/2の記事で書きました)
【短期波動カウント】
5波目の(1)上げ:21851(8/13)⇒23032(8/30)
5波目の(2)下げ:23032(8/30)⇒22172(9/7)
5波目の(3)上げ:22172(9/7)⇒24448(10/2)
5波目の(4)下げ:24448(10/2)⇒現在進行中
よって、5波目の(4)の下げは23032(8/30)は下回らないという事が上記波動カウントの前提となっていたのですが、今日は23032(8/30)を大きく割れてしまいました。
という事は上記波動カウントは間違っていたという事になります。
そこで波動カウントを修正する必要が出てくるのですが、この場合、前述した【中期波動カウント】がそもそも違っていた、という事になり、見方を以下のように修正する形が最もしっくりするような感じがします。
①修正前
21851(2018年8月13日)から【中期波動カウント】の5波目の上げが進行中
②修正後
24129(2018年1月23日)から【中期波動カウント】の4波目の調整が続いている
この場合、4波目の調整は、以下のように3波(a-b-c)で構成される横ばい型の調整波になると想定されます。
a波(下げ):24129(2018/1/23)⇒20347(3/26)
b波(上げ):20347(3/26)⇒24448(10/2)
c波(下げ):24448(10/2)⇒現在進行中
もしも4波目の調整が横ばい型の調整パターンである場合、c波の下げは20347(3/26)近辺までいく可能性もあると考えられます。
なお、c波の下げが終われば次は【中期波動カウント】の5波目の上げに転換すると想定されるのですが、前提条件が変化し、暫く相場動向を見ていく必要もあると考えたので、だいぶ利益は圧縮される形になってしまったのですが、225関連のポジションは利益確定としました。
短期的に下げのピッチが早くなったので、リバウンドの戻しはあるかもしれませんが、見方を修正する必要も出てきたので、ポジションを軽くして暫く様子を見る事とします。