朝方は、9月末配当の権利落ち分(市場予想160円強)の影響で安く始まり、日経平均は21934円で寄り付きました。
その後、円安・ドル高一服も重しとなり、下げ幅を拡大し、13時54分に21733円まで下落。
一時下げ幅は300円を超えました。
しかし、売り一巡後は、日銀のETF買い観測を支えに大引けにかけて下げ渋る展開となり、▲169円の21878円で終了。
ほぼ配当落ち分を下げて終わる形なりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台。
騰落銘柄は、値上がりが418銘柄に対して、値下がりが1677銘柄で、9月4日以来約3週間ぶりに値上がり銘柄が500未満となりました。
海外投資家は2週連続で先物を大きく買い越す
本日発表になった9月3週の海外投資家の売買動向は、現物が619億円の売り越しに対して、先物は7,958億円の買い越しでした。
その前の週の9月2週は、現物が3,091億円の売り越しに対して、先物は1兆2,765億円の買い越しだったので、海外投資家は2週連続して先物を大きく買い越す動きとなりました。
9月に入ってからの上昇は、売りからの買い戻しによる上げと見ているのですが、この点は海外投資家の売買動向からみても裏付けされるのではないかと思います。
なお、現在の上昇は、買い戻し主導によるものと見ているので、上げの期間が長く続くという展開は想定していません。
ただ、海外投資家の場合、先物を買い始めるとある一定期間、それが続くという傾向も見られるので、20111(8/6)で直近の安値をつけた日から起算して、2か月とか3か月ぐらい(10~11月ぐらい)までは戻りを試す動きが続くかたちになるのではないかと考えます。