前日の米国株式市場が堅調だったことや、外為市場でドル円が107円台後半まで円安に振れたことなどが好感され、幅広く物色される展開となり、日経平均は22335円で寄り付き、高寄りでスタートしました。
10時40分に22448円まで上げて、一時上げ幅は400円を超えました。
ただ、日銀短観や、米ISM製造業景気指数など重要経済指標の発表を控えている
ことから上値追いに対して慎重な動きとなり、後半は失速する展開に。
大引け前の14時59分に22273円で日中安値をつけ、+293円の22288円で終了。
前日の大幅反落から一転して反発となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.2兆円台でした。
日経平均は25日線の水準を早期に回復できるか?
前日は大幅安で、22281~22408円で120円程度マドを空けて下げる形になりました。
ただ、今日は22448円まで上げたので、1日でマドを埋める形となりました。
また、前日に25日線を約2.5か月ぶりに割り込む形になったので、ここから続けて下げてくると先行き黄色信号が灯る可能性もあったのですが、とりあえず反発となったことでその可能性は一歩後退となりました。
ただ、今日は反発となったものの、後半失速する形になったので、日足の形状は上髭ありの小陰線で、やや上値が重い形状でした。
また、途中で失速する形になったので、最終的には終値で25日線(今日の時点で22397円)の水準を回復するまでには至りませんでした。
ここから上昇基調に回帰するためには、25日線を早期に回復してくる必要があるので、まずはこの水準よりも上にいくことができるのかが、注目されます。
なお、日本株の動きは米国株の動き次第という面もあるので、昨日反発した米国株の上げが続き、5日線の水準(昨日時点のs&p500の5日線は3065)を超えられるのかという点も注目されるポイントになります。