米国の4~6月期のGDPが、前期比年率32.9%減と過去最大の減少となったことなどが警戒され、前日のNY市場でNYダウが下落。
ただ、安値から300ドル程度戻して225ドル安に下げ幅を縮小して終了したので、日経平均は22267円で寄り付き、70円程度安い水準でスタートしました。
寄り直後の9時1分に22295円まで戻した後は、値を下げる展開となり、特に、昼過ぎに東京都の新型コロナの新規感染者数は460人超と過去最高となったと伝わると下げ幅をさらに拡大する展開となり、今日は日中の安値で取引を終える形になりました。
日経平均は▲629円の21710円で終了。
6日続落で、約1カ月ぶりに22000円台を割り込みました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でした。
早期に22000円台を回復できるのか、という点が注目されるポイント
本日の騰落銘柄数は、値上がりが134銘柄に対して値下がりが2032銘柄で、久しぶりに値下がり銘柄が2000を超えました。
これにより、騰落レシオ(25日)は74.87%まで低下。
騰落レシオの水準は、けっこういい水準まで低下しました。
ただ、TOPIXは1496まで下落して日中安値で終了。
6/15につけた1530を割れるとともに、75日緯(今日の時点で1526)も割り込みました。
前日の日中安値が1538に対して、今日の同高値が1533なので、5ポイント程度マドを空けて下げる形になったほか、一目均衡表の雲の下限(今日の時点で1512)をも割り込む形になりました。
このまま雲の下限を割り込んだ形が継続すると、さらに下げが拡大する可能性も出てくるので、早々に切り返して再度、雲の下限を維持できるのかが短期的な焦点となってきます。
なお、日経平均も6/15以来、200日線(今日の時点で21954円)を割れました。
来週から再来週にかけて22000円維持できないと、5/28から上向きに転換した200日線のトレンドが下向きに転換することになるので、早期に22000円台を回復できるのか、という点が注目されるポイントになってきます。