前日の米国株式市場でナスダックが3.69%上昇し、急伸。
この流れを引き継いで、ハイテク株中心に買い優勢で始まり、日経平均は29118円でスタートしました。
9時6分に29233円まで上げ、上げ幅が200円を超える場面もあったのですが、その後は伸び悩む展開となり、10時1分に28960円まで下落してマイナスとなりました。
そこからは前日終値を挟んだ一進一退の値動きが継続する形となり、最終的には+8円の29036円で終了。
日経平均は辛うじて29000円台を維持し、続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.8兆円台で、3兆円の大台には届かずでした。
ナスダックが急反発となったが、買いあがる動きにはつながらず
前日のNY市場で、このところ冴えない動きが続いていたナスダックが急反発となったので、本日は底打ちっぽい動きが期待できるかと思ったのですが、強かったのは朝方だけで、その後はダレる展開となりました。
なかなか底打ちっぽい動きとはならないのですが、ただ、日経平均は昨日に続いて5日線(今日の時点で28920円)を上回りました。
まだ5日線が下向きなので、あまり動きとしては良くないのですが、明日の引け値が3/4の終値(28930円)よりも上で終わると、2/24に同線が下向きになって以来、上向きに転換することになるので、目先、強気要素が増えるということになります。
なお、このところ裁定買い残高が増加傾向にあるのですが、3/5時点の買い残高が1.4兆円に対して、売り残高が1.2兆円なので、とうとう0.2兆円の買い超過となりました。
これまで売り超過の状態が1年以上続いてきたので、買い超過となるのは2019年12月以来となります。
2019年12月の時は、買い超過となったのはわずか3週間でした。
買い超過の状態は、今回も短期間で終わるのか?
それとも、今回は従来とは異なり、買い超過がさらに膨らむ形になってくるのか?(長い目でみると、この形が一般的でした)
裁定買い残高が膨らんでくると、上値を抑制する要因となってくるので、その動向は注目されるところになります。