前日の米半導体株安を受けて、今日の日経平均は28202円で寄り付き、小安く始まりました。
しかし、鉄鋼や銀行といったバリュー株の物色が継続して相場を底上げし、指数はプラスに切り返す展開に。
10時35分に28398円まで上げた後、押し戻されましたが、大引けは+71円の28309円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
騰落銘柄数は、値上がりが1248銘柄に対して、値下がりは493銘柄。
売買代金は2.7兆円台でした。
28502円を抜けてくると、より買い優勢の流れが鮮明になってくるか
日経平均は、3/3に2/6の高値27821円を超えてから3日続伸となり、じりじりと上値を試す展開となっています。
本日、28398円まで上げたので、昨年11/24につけた高値28502円まで、あと100円程度の水準に迫ってきています。
28502円を抜けてくると、昨日の記事でも書いた、2021年9月につけた高値の30795円と、2022年8月の高値29222円をつなげた上値抵抗ラインも超えてくるので、より買い優勢の流れが鮮明になってくると思われます。
日経平均は2021年9月と2022年8月の高値を結んだ上値抵抗ラインに接近
前週末の米国株市場では10年債利回りが低下したことを受けてハイテクセクターを中心に物色機運が高まり、主要株価指数はともに大幅高。これをうけて今日の日経平均は、28182円で寄り付き、250円程度高く始まりました。11時3分に28288円まで...
このため、まずは昨年11/24につけた高値28502円を超えられるかどうか、という所が注目されるポイントになります。
なお、米国株市場では、NYダウが34712(12/13)からの調整が32500(3/1)の安値で終わったのかどうか、という所が注目されます。
仮に32500(3/1)の安値で調整が終われば、34712(12/13)の戻り高値抜けを目指す展開になると思われます。
それは日本株にとってもフォローの要因になり、日経平均が昨年11/24につけた高値28502円を抜けて更なる一段高に進む可能性もあると考えます。