前週末の米株式市場でNYダウの終値が初めて4万ドル台に乗せたことを受けて、今日の日経平均は38761円で開始。
20円程度マイナスでスタートし、9時2分に38703円まで下げたのですが、そこから切り返して10時49分に39437円まで上昇。
一時、上げ幅は600円を超えました。
午後は短期筋による利益確定目的の売りが優勢となって、株価は失速しましたが、引け値は+282円の39069円で終了。
日経平均は反発で、引け値で39000円台を回復してきました。
売買代金は4.1兆円台でした。
日経平均は約1か月ぶりに13週線の水準を回復
米国株市場では、NYダウは初の4万ドル台乗せとなり、3月21日の高値39889ドルを抜けてきました。
ナスダック、S&P500も高値更新となっています。
それをうけてやや出遅れ気味であった日本株も今日は上昇となり、4月19日の週に割り込んでいた13週線(今日の時点で39031円)を約1か月ぶりに回復しました。
TOPIXは4月26日の週に13週線を先行して回復していたので、日経平均はそれに4週程度遅れて追いついた形になります。
今後は、日経平均が13週線を継続して維持できるかどうかが焦点になってきます。
同線を維持した状態を継続できれば、再び高値方向を目指す展開になる可能性も考えられます。
一方で、一時的に回復したものの、すぐにそれを下回ってくるようだと、再度下値を試す可能性が強くなってくると思われます。
なお、米国株市場についても、主要3指数は高値を更新しているものの、ダウ・ジョーンズ輸送株平均は2021年につけた高値を抜く事ができていません。
コロナショックが起きる直前の2020年の時も、NYダウは高値を更新しても、ダウ・ジョーンズ輸送株平均は2018年につけた高値を抜けないという状態だったので、NY株が更に上値をとっていくためには、輸送株平均も高値をとってくる必要があるのではないかと考えています。