先週の日経平均は、英国のEU離脱懸念から、木曜日にドル円が103円半ばまで売られれたこともあり、6/16(木)に15395円まで下落しました。
しかし、翌日の金曜日はEU離脱懸念がやや後退したこともあり、165円高と反発し、15599円でクローズしました。
その後のNY市場は下げとなったのですが、シカゴの日経平均先物は15550円で引けているので、週初めは先週金曜日と同じような水準で取引開始となりそうな感じです。
なお、金曜日は接待飲みがあり、昨日は出張で三重県まで行っていたので、更新が2日飛びました。
(昨日は、その前日の飲み会で飲みすぎた影響があり、やや気持ち悪かったのですが、炎天下の中で仕事していましたので、2~3回意識が飛びそうな局面がありました)
例年この時期はそれほど忙しくはないのですが、今年は何故か多忙です。
このままのペースで行くと、下期は目が回る感じになりかねないので、あまり仕事を受けすぎないよう、気を付けていこうと思います。
英国国民投票は結局、EU残留で落ち着くのではないか
さて、相場なのですが、基本的なスタンスは、6/16の記事「6/23の英国国民投票に向けて下げ加速の展開となれば、一旦買いもありかもしれない」と変わらずです。
6/23の英国国民投票に向けて、市場が大きく下げていくような展開になれば、一旦「買い」もありだと考えています。
しかし、金曜日に英国のEU離脱懸念がやや後退して一旦上げに転じるような動きも見られているので、不安心理が高まって一気に下げるという展開にはならないのかもしれません。
大きく下がらないと、その後の反発も中途半端なものにとどまる可能性もありますので、一旦「買い」で入る旨みはあまりないのかもしれません。
なお、離脱か残留かで注目を集めている英国国民投票なのですが、結局のところ、EU残留で落ち着くのではないかと思います。
そうなると次の市場の焦点は、減速傾向が見られるアメリカの経済動向に移っていくと思われます。
この点を踏まえて今後の市場の動き方の予想を整理しますと、
英国国民投票でEU残留が決まり一旦は上げに転ずるが、その後は米国経済に焦点が移って、徐々に売り優勢に転じていく、
という感じなるのではないかと考えます。
となると、6/23に向けて大きく下がってくるようであれば、前述したように、一旦「買い」もありだと考えます。
しかし、6/23に向けて大きく下がらないような場合は、国民投票の結果が明らかになって上げたところで「売り」を狙っていく(上昇⇒下落に転じそうなところで「売り」を狙っていく)という戦略が面白いのではないかと考えています。