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相場格言「三空踏み上げには売り向かえ」は、売りなのか、それとも買いなのか?

日経平均チャート 日経平均
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今日の日経平均は、+158円の19155円と5日続伸。

売買代金は、前日よりも減少しましたが、3.3兆円台と、3兆円超えでした。

ここのところ寄付きが高く始まる傾向が続いているのですが、本日も19183円で寄り付き、高寄りしてスタートしました。

その後、9時47分には19280円まで上げたのですが、そこから後場寄りにかけて上げ幅を縮め、12時39分には19054円の日中安値をつけました。

そこから引けにかけて再び戻り方向になり、19155円で引けました。

なお、本日の日中安値が19054円に対して、先週金曜日の日中高値が19042円だったので、前日よりも12円程度マドを空けて上げるかたちとなりました。

先週水曜日から木曜日にかけてが112円、木曜日から金曜日にかけてが56円、それぞれマドを空けて上げるかたちだったので、徐々にマドの幅は縮まってはいますが、こでれ3日連続でのマド空けとなりました。

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過去に出た、三空での上げは、買い有利となるケースが多かったが‥‥

先週金曜日の記事「日経平均は4日続伸で、昨日に引き続いてマド空けでの上昇となる」で、

「仮に、来週月曜日もまたマド空けとなると、「三空踏み上げには売り向かえ」という言葉があるように、一旦戻りがピークアウトとなる可能性もあるのではないかと思います」

と書いたのですが、今日の上昇で三空完成となりました。

この三空での上げなのですが、出現する確率はあまり多くなく、2000年以降、ここまでで、このパターンが出たのは過去に5回ではないかと思います。

相場格言的には、「三空踏み上げには売り向かえ」となるのですが、過去のパターンを見る限りでは必ずしも格言通りではなく、三空での上げ出現がその後、大相場に発展するケースの方が多く見られました。

大相場に発展したパターンは、過去5回中、4回もあるので、この格言はあてにならないと言えるかもしれないのですが、唯一、この格言が大きく的中となったのが、2007年6月14日~18日にかけての三空での上げでした。

ここで三空での上げが出現した際の、日経平均の終値は18149円でした。(2007年6月18日の終値)

そして、その後の高値が、6月18日から13日後の7月5日でつけた18295円(ザラバ高値)。

そこが大天井となり、以降、その過程でリマーンショックが起こったこともあり、2008年10月28日の6994円まで大暴落する結果となりました。

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相場が若い時に出た三空での上げは「買い」となるが、相場がある程度上がって出た三空での上げは「売り」になるのでは?

これら過去5回の出現パターンをみて思うことは、

相場が若い(つまり、あまり大きく上がっていない)時に出た三空での上げは「買い」となるが、相場がある程度上がって出た三空での上げは「売り」になる

のではないかと思います。

では、今回出たマド空けはどう判断するべきなのか、という事なのですが、相場水準的にはトランプラリーもあってだいぶ上がってきたところで出たマド空けとなるので、後者のパターン(つまり、「売り」)と見るのが妥当ではないかと考えます。

今回の三空での上げ出現は、大相場に発展する前触れなのでしょうか、それとも、格言通りに「売り」となるのでしょうか?

過去のパターンでは、これが出た後、ある程度タイムラグがあってからその結果がわかるというかたちになっていますので、ここからどう動いてくるのかは、要注目ではないかと思います。

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