昨日、日経平均は1/27につけた19486円の高値を抜け、NY市場ではNYダウが142ドル上げ、前日に続き高値更新となってきたので、今日は上げるのではないかと思っていました。
しかし、今日の高値は9時18分につけた19501円までで、昨日つけた高値19519円は超えられず、以降は売りに押される展開となりました。
売買代金は2.4兆円台と、昨日よりは増加しましたが、引けは▲220円の19238円と、やや値幅を伴った下げとなりました。
昨日の段階で一目均衡表の遅行線は、26日前の日足の水準を超えそうな所まで上げていたので、今日も続伸となれば遅行線が陽転入りとなるところだったのですが、今日の下げでお預けとなりました。
昨日のNY高にもかかわらず今日は下げだったので、地合いとしては強くないのかと思います。
NY市場は連日の高値追いで、強い地合いが続いているのですが、日本市場は為替がまだ戻り方向になっていないという事が重しとなり、NY市場にキャッチアップできない状況が依然として続いています。
今日の下落はスピード調整での下げと見るのが妥当か
ただ、昨日のドル建て日経平均は171ドル台で引け、今までなかなか超えられなかった170ドルラインを超え、2000年4月以来約17年ぶりの水準まで上げてきています。
また、外部環境の悪化を伴っていれば、今日の下げは嫌な下落という事になるのですが、NY市場は依然好調で、その勢いに陰りが出るという状況にはなっていません。
よって、今日の下落はスピード調整での下げと見るのが妥当ではないかと思います。
18805(2/7)の安値以降、昨日までに、18991~19193円と、19395~19418円で、2つ続けてマドを空けて来ているのですが、今日の下げで、直前につけたマド(19395~19418円)を埋めて来たという形になるかと思います。
場合によっては、その一つ前のマド(18991~19193円)を埋めに来る動きもあるかもしれないのですが、ここから高値抜けの方向に動いてくるのではないか、という見方自体は変わらずとなります。