一昨日、NY市場は反発となったので、ミニ調整で終わったのかと思ったのですが、昨日のNY市場は一転して下落となり、
NYダウ、sp500、ナスダックと、すべての指標において直近の安値割れとなりました。
昨日の記事「昨日の上げでNY市場はミニ調整で終わった可能性も。その場合、出遅れていた日本株が巻き返してくる可能性があるかもしれない」では、
NY市場はミニ調整で終わったのかもと書いたのですが、一昨日の上げはフェイクで、その見方は間違いでした。
昨日のNY市場は引けにかけてやや戻す展開となったのですが、いずれの指標においても直近の安値割れとなっているので、当面は不安定な動きが続く可能性を考えておいた方が良いのかもしれません。
で、昨日のNY市場の下げを受けた今日の東京市場なのですが、下げでスタートしました。
日経平均は20025円で寄り付いた後、2万円を割り込み、10時15分には19946円まで値を落としました。
しかしそこからは切り返す動きとなり、▲186円の20033円と、寄り値に近い水準で引ける形となりました。
日経平均も今日はマド空けの下げで、先行き不安要素が生じる
なお、今日の日経平均の日中高値は、9時3分につけた20044円でした。
それに対して、昨日の日中安値は20197円だったので、今日は前日から150円程度マドを空けて下げる動きとなりました。
ここからすぐにマドを埋めに来る動きとなれば問題はないのですが、マドを埋めきれずに下に向かうようだと、下値が広がる可能性もあります。
今日のマド空けの下げで、日本株にもやや不安な要素が出てきたのですが、いずれにしろここからの動きは、NY株の動き方次第になるかと思います。
なお、今晩のNY市場は上げて始まっているのですが、この上げが持続性があるものかどうかは、一昨日の例があるので、暫く動きを見てみないと判断がつきづらい所です。
ここから暫くは、NY市場の動向を注視していく局面になるかと思われます。