今日の日経平均は+22円の20055円と小幅ながら反発。
ただ、日中の高値は20096円に対して、同安値は20030円なので、日中の値幅は66円でした。
売買代金も2兆円台で、商いはあまり盛り上がらずでした。
日経平均は6/29~30にかけて、20044~20197円でマドを空けています。
今日の日中高値が20096円まであったことで、そのマドを一部埋めてくる形となりました。
日経平均が上昇基調を維持するためには、早々にこのマドを埋めてくる必要があります。
現状では、ここまで低下基調だったアメリカの長期金利が上昇基調にあり、切り返しに転じた可能性が強くなっています。
これと連動する形でドル円も戻る基調にあり、夜間に入ってから一時113円台をつける場面もありました。
この流れに連動する形になれば、日経平均の上昇基調を維持するという事になります。
米国長期金利、ドル円は反転基調にあるが、アメリカ株はボラティリティが大きくなってきており、今一つ動きがよくわからない。ここから、この水準を維持できるかどうかがポイントに。
この状態でアメリカ株にも問題なければ、日本株も強いという事になるのですが、ナスダックは6/9に6341で高値をつけてから、やや軟化傾向にあります。
高値をつけてからここまで、3週間程度調整する動きとなっているのですが、この影響で、一目均衡表の遅行線は26日前の日足の水準に接近してきています。
なお、現状、ナスダックの直近安値は6/29につけた6087で、6/30の引け値は6140となっています。
ここからこの水準を持ちこたえる事ができれば問題ないのですが、仮にここから再度下方向に向かい、直近安値も割れるような動きになると、一目均衡表の遅行線も明確に陰転入りする事となります。
そのような展開になると、この先、下値不安が広がる可能性もあるので、やや警戒かと考えます。
逆に、直近安値を維持できれば、値幅を伴った調整ではなく、日柄面での調整になるのではないかと思います。
ナスダックの調整が、日柄面での調整という事であれば、日本株に影響を及ぼす可能性は低くなり、日経平均はドル円の戻り基調に合わせて上昇基調を辿るのではないかと思います。
現状のドル円の動きを見る限りでは、日経平均も上方向かと思います。
しかし、アメリカ株は現状ボラティリティ(変動率)が大きくなっており、動きとしては上下動が激しく、今一つ方向性がはっきりしないという感じになっています。
よって、全体的なスタンスとしては中立でないかと考えます。