昨日のNY市場は、独立記念日前の半日商いでしたが、NYダウは上昇。
一時21562まで上昇し、直近の高値抜けとなりました。
sp500も高値更新とはなりませんでしたが、上昇で引け。
その一方でナスダックは下落となり、指数間で動きがマチマチでした。
それを受けた今日の日経平均は20192円で寄付き、高寄りでスタートしました。
しかし、寄り直後の9時1分の20197円が高値となり、ほぼ寄り天でした。
そこからはじりじりと値を下げ、14時16分には19971円と、2万円を割れる所まで下落。
その後、引けにかけて下げを縮め、最終的には▲23円の20032円で引け、一応2万円は維持してクローズしました。
なお、ここの所、日中の値幅が100円に満たない日が続いていました。
が、今日は日中高値が20197円に対して、同安値が19971円だったので、日中値幅は200円超えとなり、久しぶりに値幅を伴った一日となりました。
売買代金も2.5兆円台で、そこそこ商いはありました。
先行き、やや慎重に見ておいた方が良いのかもしれない
今日は寄り天後に下げる動きとなり、日中値幅も200円を超える動きだったので、日足の形状は実体部分が大きい陰線をつける形となりました。
なお、今日の日経平均の高値は20197円まであったので、6/29~30にかけて空けたマド(20044~20197円)をちょうどきれいに埋めてきました。
昨日の記事「 米国長期金利は切り返しに転じた可能性が強くなっている。それと連動してドル円も反転基調に。 」で、
「日経平均が上昇基調を維持するためには、早々にこのマドを埋めてくる必要がある」
と書いたのですが、一応、今日の前半の上げでこのマドを埋めてくる形となりました。
しかし、ちょうどマドを埋めるところまで戻した後、それ以降は下げに転じる形となり、結局陰線で引けるという動き方になっている点からすると、
今日のマド埋めの動きは、これから下方向に向かう前に一旦マドを埋めにきた動きに見えなくもありません。
昨日のNYダウは高値更新となったので、今日の日経平均はプラスで引けてもおかしくなかったのですが、結局、小幅安とは言え、マイナスでの引けとなっています。
日経平均は18224(4/17)から上昇に転じてきているのですが、6/2に久しぶりに2万円回復となって以降、上値の勢いは鈍り、2万円近辺での足踏みの動きがここ1ヶ月近く続いています。
ここでの足踏みは、ここから大きく上げて行く前の準備段階の動きという見方もできると思います。
が、その一方で、上げが頭打ちになっている動きとも見る事ができると思います。
今日の動き方からすると、どちらかと言えば後者の見方が強くなっているような感じもしますので、
ここからの先行きは、やや慎重に見ておいた方が良いのではないかと考えます。