本日の日経平均は19979円と昨日とほぼ同水準で寄り付いた後、9時14分には20036円まで上げました。
しかしその後は反落となり、11時28分には19941円まで下落。
そこからは安値圏で一進一退の動きとなり、引けは▲20円の19955円でクローズする形となりました。
今日の日中の値幅は95円で100円に満たずで、売買代金も1.8兆円台と、閑散でした。
本日も下落となったことで、先週金曜日から3日続落となりました。
ただ、3日間の下落幅はわずかに189円なので、トレンドが出て下げるという動きにはなっていません。
日経平均は6/20に20318円で高値をつけたのですが、そこから20318(6/20)が高値で、19856(7/7)が安値、以降はその間を揉み合うというレンジ相場が続いています。
先週金曜日から今日で3日続落となったのですが、この動きは今のところ、レンジ下限を試しに来る動きになるのではないかと考えています。
日経平均は3日続落で、レンジ下限を試しに来る。ここから切り返しに転じることはできるのか?
日経平均が3日続落となっている背景には、ドル円が円高方向に振れているということが挙げられます。
そのドル円は、7/11の114円49銭の戻り高値から、昨日の安値110円60銭まで下げた後、本日は反発する動きとなっており、一時111円50銭程度まで戻る場面がありました。
ドル円の5日線は現状111円50銭程度に位置しているので、ここから5日線の水準を明確に上に抜けるという展開になりますと、7/11の高値以降円高が進んだ過程の中で、初めてドル円に反転機運が生じるという事になります。
ドル円が反転してくれば、日経平均もレンジの下限試しから逆に上げに転じてくれると思われます。
なお、日経平均の高値20318(6/20)から、ここまでの動きを見てみますと、19856(7/7)で一つ目のミニ安値をつけて、昨日の安値19901で二つ目のミニ安値をつけるという形になっています。
よって、仮に日経平均がここから上げに転じてきたとしたら、レンジ上限である20318(6/20)の高値抜けを試しにくるのではないかと思われます。
一方で、高値抜けを試したものの、ここからまた高値を抜けられないという形になると、上値は重いという事になり、その場合はレンジ下抜けを警戒していくことになるのではないかと考えます。