週末に米英仏軍のシリア攻撃がありましたが、懸念されたリスク回避姿勢は広がらず、今日の日経平均は21843円で始まり、前日よりも小高く寄り付きました。
その後、10時29分に21879円まで上げた後は、為替がやや円高に振れたこともあり、伸び悩む展開に。
後場入り後の12時32分に21775円まで下げ、一時前日比マイナスとなる場面もありました。
しかしそこからは切り返し、結局寄り値近辺の+56円の21835円でクローズ。
先週金曜日に続き、小幅ながら続伸となりました。
ただ日米首脳会談を控えて、様子見姿勢が広がったこともあり、今日の売買代金は2.0兆円台で、今年2番目の低水準でした。
なお、日中の高値が21879円に対して同安値が21775円だったので、日中の値幅は104円と、方向感がはっきりしない1日でした。
今日は商い薄ながらも、引け値ベースでの戻り高値は抜いてくる
今日は動意薄の1日でしたが、21835円で引けたので、引け値ベースで21800円に乗せて終わりました。
20347(3/26)の安値以降のザラ場ベースの戻り高値は21933(4/10)になるのですが、今日は引け値ベースでの戻り高値をとってきました。
ここにきて、節目となる21900~22000円のラインに近づいてきています。
一目均衡表の遅行線は現状、21971(3/12)につけた戻り高値近辺の所に位置しており、もしも遅行線が上に抜けてくるとしたら、今週あたりになるのではないかと見ています。
4/11の記事「引き続き不安定な値動きが続くが、来週あたりから戻りの勢いがついてくるのではないか」でも、今週あたりから戻りに勢いが出てくるのではないかと書いております。
ただ、動きが出てくるためには何か材料が出てくる必要があります。
それに該当しそうなものとしては、17~18日にかけて開催される日米首脳会談になると思われますので、よって、現時点では日米首脳会談の結果をうけて、節目抜けとなる動きになるのではないかと考えています。
しかし、ここで何か相場の足を引っ張るような材料が出てきた場合は、それとは逆に、遅行線が26日前の日足のラインになる、21971(3/12)から20347(3/26)のラインに沿って下がる動きになる可能性も考えられます。
現時点ではどう動いてくるのか、まだ見えない部分もありますが、上に抜けてくるか、それとも再度下押しとなるか、今週もしくは遅くとも来週あたりまでには何らかの動きが出てくるのではないかと考えます。