今日は3月期末の配当権利落ちの影響で安く始まり、日経平均は21353円でスタートしました。
その後、11時11分に21242円まで下落し、180円近く下げる場面がありましたが、日銀のETF買い期待を支えに大引けにかけて下げ渋る動きになり、▲49円の21378円で終了。
配当権利落ちが170円程度あったので、配当落ち分を完全に埋めるまでには至りませんでした。
一昨日は逆イールドを嫌気した売りが出て急落。
昨日は期末の配当取りの動きが出て、一転して大きく反発。
そして今日は、下げ渋りとなったものの、配当落ち分を完全に埋める事ができずに終了となりました。
昨日の商いは、期末の配当取りの動きが出て3兆円を超えたのですが、今日の売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
日柄面から考えると、調整はまだ足りないような感じもする
昨日の勢いを継続して配当権利落ちを埋める事ができるか注目していましたが、結局、完全に埋める事はできませんでした。
昨日の記事で、
「明日、早々に配当落ちを埋めてくるようであると、昨日の急落で目先底を入れたという見方は強まる事になります」
と書いたのですが、完全に埋める事はできなかったので、月曜日の安値で底をつけたかどうか、まだ微妙な所かと思います。
なお、21860(3/4)で戻り高値をつけてから調整する動きとなっていますが、その間の波動構成は次のような3波構成になっています。
a波(下落):21860(3/4)⇒20938(3/11)
b波(上昇):20938(3/11)⇒21713(3/22)
c波(下落):21713(3/22)⇒ 現在進行中
a波(下落)の日柄は6日(両端入れ)なので、普通に考えるとc波(下落)の日柄も同程度必要ではないかと考えられます。
現状では、月曜日に急落した際につけた安値20911円がc波の安値となっていますが、これだとc波の日柄がわずか2日(両端入れ)となるので、日柄面から考えるとまだ調整が足りないような感じもします。
このような点もあり、20911(3/25)で21860(3/4)の戻り高値からの調整が終わったのかどうか、まだ判断がつきづらいというのが正直な所になります。