前日の米国株市場が下落した流れを引き継ぎ、朝方から幅広い業種で売りが先行。
今日の日経平均は、前日よりも200円近く安い21055円でスタートしました。
米中貿易摩擦の長期化に対する懸念が強く、買い向かう投資家も限られたことで、そこから更に下値を切り下げ、21000円の大台を割れて、9時43分には20884円まで値を下げました。
その後は多少戻す展開となり、大引けは何とか21000円の大台を維持して終了。
日経平均は▲256円の21003円で、3日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
5月末前後は、日柄的な面で安値をつける候補日になると考える
昨日、日経平均は5日線の水準を回復して引けたのですが、その流れは続かず。
また、昨日の日中安値が21177円に対して今日の同高値は21071円だったので、本日は前日から100円程度マドを空けて下げる形になりました。
昨日までは21430(5/20)からの下げ(以下でいう所のc波)は、20922(5/24)で終わった可能性もあるかと思っていたのですが、今日の下げで20922(5/24)を割れたことで、c波はまだ進行中という事になりました。
a波(下げ):22362(4/24)⇒20751(5/14) 値幅は▲1611、日柄は9日間(両端入れ)
b波(戻り):20751(5/14)⇒21430(5/20) 値幅は+679、日柄は5日間
c波(下げ):21430(5/20)⇒現在進行中
なお、今日の下げで21430(5/20)からの下げの日柄は8日目(両端入れ)となりました。
c波が、仮にa波の下げの日柄と同程度下げる形になりますと、明日で9日目となります。
a波とc波の下げの日柄が同一にならないにしても、5/23の記事で書いたように、5月末前後は日柄的な面で安値をつける候補日になるのではないかと現時点では考えております。
よって、仮に上記前後で安値をつけるような展開になれば、押し目買いを入れる好機になるのではないかと考えます。