前日の米国株主要3指数が下落した流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。
日経平均は21961円で寄り付いた後、9時53分に21906円まで下落。
一時下げ幅が200円を超えました。
ただその後は、為替の円高が一服したことや、明日の配当権利取りも意識され、下げ幅を縮小。
12時32分に22036円まで戻した後はもみ合いとなり、▲78円の22020円で引けるかたちになりました。
日経平均は4日ぶり反落で終了。
売買代金は伸び悩みで2.1兆円台となりました。
ゴールデンクロスの示現が近づく
本日、日経平均は4日ぶり反落となったほか、昨日の日中安値が22077円に対して、今日の同高値が22036円だったので、40円程度マドを空けて下げるかたちになりました。
また、9/5から5日線を超える動きが続いてきたのですが、今日は同線を約3週間ぶりにやや下回りました。
8/6につけた安値から継続して戻り基調にあった上海指数も、9/16に戻り高値をつけてからやや頭打ちになっているので、これらの点からみると、ここまで続いてきた戻り基調に変化の兆しが見えてきているような感じもします。
ただ、それまで下降傾向にあった75日線が9/9から上昇に転じてきており、同じ上昇基調にある25日線が75日線に接近しつつあります。
今日の時点で25日線が21177円に対して、75日線が21220円なので、その差はあと43円ほどに迫っており、今週中には25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)が示現する事になります。
GCの示現はダマシもあるので、これが示現したからといってすべてプラス要素とは見れないのですが、25日線と75日線が共に上昇基調にある中で生じるGCの示現は、ダマシとなる可能性は比較的低いのではないかと思われます。
また、昨日の記事でも書いたように、裁定残高は依然として売り超(※)なので、ここで戻りが頭打ちとなる可能性は低いと思います。
(※)9月20日時点で株数ベースの裁定残高は、買い残1.81億株に対して、売り残7.09億株で、5.28億株の売り超となっています。