前日の米国株主要3指数が上昇したことや、為替が円安基調で推移していること、日銀短観が予想を上回る内容だったことなどが好感され、朝方から買いが先行。
日経平均は21831円で寄り付きました。
そこから10時33分に21938円まで上げたのですが、買い一巡後は大引けにかけてプラス圏でもみあい。
日経平均は+129円の21885円で終了。
3日ぶりに反発となりました。
ただ、市場の関心が今晩発表の米ISM製造業景況指数に向かったこともあり、商いはさほど盛り上がらず。
売買代金は1.9兆円台で、今日は2兆円の大台割れでした。
s&p500がここから上げに転じて、9/19につけた3021を抜けることができるのかという点は、目先の焦点
NY市場で、s&p500は9月に入ってから上昇を開始。
9/19に3021まで上げて、3027(7/26)の年初来高値に接近しましたが、そこから下落に転じ、9/27の2945まで下落していました。
それが昨日反発して2976で終了。
5日線(昨日の時点で2973)を上回ってきました。
s&p500が反発となったので、日経平均も22255(9/19)から21666(9/30)まで下落していましたが、本日反発するかたちになりました。
日経平均の上げが持続するかどうかはNYの動向次第という面もありますので、まずはs&p500がここから上げに転じて、9/19につけた3021を抜けることができるのかは、目先の焦点となってきます。
なお、今日の日経平均は反発となったものの、200日線は前日よりも下落となり、これで3日連続して下げとなりました。
ただ、昨日の記事でも書いたように、今週の後半(正確には10/4)から昨年12月の急落の影響をうけて200日前の株価水準が下がってくるので、仮に今日の引け値水準を明日以降も維持できるとなると、現状下落傾向にある200日線は来週前半(正確には10/8)あたりから再びプラス回帰してきます。
200日線が再びプラス回帰してくると、まだ戻り基調が続く可能性が高くなってくると思うのですが、逆にプラス回帰できずにマイナス基調が続くかたちになると、その見方を維持するのがやや難しくなってくるのではないかと考えます。
そういう面で考えると、今週、ここからどう動いてくるのかは、目先の先行きを考えるうえで、けっこう大事なポイントになるかと思われます。