相変わらず米中通商協議の動向に左右される動きが続いているのですが、今日は同協議に対する不安が若干後退したほか、外為市場でドル/円が落ち着いて推移したことが好感されて日経平均は前日並みの23030円で寄り付いた後、反発する展開に。
10時32分に23219円まで上げ、180円程度高くなる場面もありました。
そこからは売りに押される展開になり、上げ幅を縮め、最終的には+74円の23112円で終了。
日経平均は4日ぶりに反発となりました。
ただ、週末とあって見送りムードも強く、商いは盛り上がりには欠けました。
売買代金は1.9兆円台で、2兆円の大台割れ。
TOPIXは+0.12%の上げで上昇となったものの、日経平均と比べるとやや動きが鈍い1日でした。
日経平均は23591(11/8)で戻り高値をつけてから停滞する動きが続く
昨日のNY市場で主要3指数は下落となりました。
小幅な下げでしたが、昨日下落となったことで、NYダウに続き、s&p500とナスダックも5日線を割れるかたちとなりました。
なお、s&p500とナスダックで、日足のMACDで、MACDがシグナル線を下回る動きとなりました。
直近で、MACDがシグナル線を上回ったのは、ナスダックが10/14、s&p500が10/15になるので、1ヶ月弱ぶりに基調が変化する可能性を示すシグナルが現れました。
ここから下げが拡がらなければ単なるスピード調整ということで特に問題にはならないのですが、今週に入ってからの下落が今後も続くうことになると、やや怪しげな雰囲気が出てくるということになります。
なお、日経平均は23591(11/8)で戻り高値をつけてから動きが停滞していますが、今のところは、まだ大きな基調変化を示すような兆しは出ていません。
目先は25日線(今日の時点で23041円)を維持できるのか、という辺りが焦点となります。
25日線を維持したまま戻り高値を抜ければ再度戻り基調に回帰することになりますが、同線を引け値ベースで割り込んで、昨日つけたザラバ安値である22726円をも割り込んでくると、最初の黄色信号が点灯するかたちになるのかと考えます。