朝方の東京株式市場は、米中通商協議の進展期待が再び高まったことで日経平均先物に買いが入り、現物指数を押し上げ、日経平均は23292円で寄り付き、高寄りでスタートしました。
その後始まった香港株や上海株も、 香港で24日に実施された区議会選挙で投票率が過去最高となり、民主派が圧勝する見通しとなったことをうけて堅調に推移したこともあり、前引け前の11時20分に23347円まで上昇。
上げ幅を230円程度まで拡げました。
その後は利益確定の売りで伸び悩む場面があったものの、最終的には+179円の23292円で取引を終了。
日経平均は続伸となりました。
ただ、商いは盛り上がらず、売買代金は前日よりも減少して1.6兆円台と低迷。
節目の2兆円を割り込み、薄商いでした。
今日の上げで5日線を再び上に抜いてきたが、まだ同線は下落中
今日の日中安値が23255円だったのに対して、先週金曜の日中高値は23219円だったので、30円弱マドを空けて上げるかたちになりました。
今日上げとなったことで、5日線(今日の時点で23177円)を上に抜いてきました。
なお、前回5日線を上回ったのは11/18になるのですが、この時は翌日から下落となり、11/21に一時22726円まで下げるかたちになりました。
今回も5日線を上に抜いてきたとは言え、まだ同線は下落中なので、まずは5日線が上向きに転じるのかという点が目先、焦点となります。
今日から5日前の11/19の終値は23292円で今日の引け値とほぼ同値となるので、明日の引け値が今日の終値よりも高ければ5日線が上向きに転じてくることになります。
なお、明日もプラスで5日線が上向きに転じてくると、23591(11/8)からの調整が終わった可能性も出てきます。
その場合、23591(11/8)の戻り高値を目指す展開となり、更に同高値を抜けてくると、24000円の大台回復を狙う展開になってくると考えられます。
というわけで、目先は明日も上げとなり、5日線が再び上向きに転じてくるのか、という点が注目されるポイントとなってきます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。