連休明けの東京市場は、前日発表された米国の雇用関連や景況感指数など経済指標の大幅悪化を嫌気し、NYダウの下げに追随して売り先行でスタート。
日経平均は19468円で寄り付き、150円程度下げて始まりました。
ただ、寄り後の9時3分に19448円で日中安値をつけた後は下げ幅を徐々に縮小する動きとなり、後場に入るとプラス圏に浮上。
13時26分に19720円まで値を上げました。
そこからは売りに押され、値をやや下げましたが、+55円の19674円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は前日並みの2.2兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1118銘柄に対して、値下がりは989銘柄でした。
戻り相場は終盤戦だが、ここから4度目の戻り挑戦となるか?
今日は安く始まったのですが、切り返して終了。
また、5日線の水準(今日の時点で19808円)を下回りましたが、同線は前日比で上昇を維持しています。
なお、夜間市場に入ってから日経平均先物は上昇しており、一時19850円まで上げているので、明日も日経平均が上昇となり、4/27の引け値19783円よりも上で終わると、5日線は明日も上昇基調を維持することになります。
5/1の記事で書いたように、現状、4/30に20365円で戻り高値をつけた後、アイランドリバーサルの形状が示現しているので、4/30の20365円で戻り高値をつけた可能性があると見ています。
しかし、ここから切り返しに転じ、5日線を引け値ベースで超えて、4/30から5/1にかけて空けたマドを埋めてくると、再度戻り高値抜けを目指す可能性も出てきます。
ただ、3月下旬につけた安値から既に3度目の戻りを入れており、ここから仮に再度戻り高値抜けを目指す展開となると、4度目の戻り挑戦となります。
3月下旬につけた安値から1ヶ月以上戻る局面が継続しているので、日柄面からみると、戻り相場は終盤に位置しているのではないかと思われます。
また、今日は日経平均はプラスとなりましたが、TOPIXは▲0.32%の下落でした。
4月以降、日経平均と比べてTOPIXの動きは鈍くなっているような感じもするので、この点からみても今回の戻り相場はけっこういい所まで来ているようなも感じもします。
とは言え、ここまでの戻りを先導してきているNY株が再度戻り高値抜けを目指す展開になれば、日本株もそれに引っ張られる形になるので、ここからは4/29に戻り高値をつけてからやや軟調な展開になっているNY株が再び切り返す動きに転じる事ができるのか、という点が焦点となってきます。