前日の米株式市場は、経済活動再開による景気回復期待や、金融機関への規制緩和が好感されて上昇。
これを受けた東京市場も買い先行の展開となり、日経平均は22424円でスタートしました。
9時8分に22408円で日中安値をつけた後は上値追いの展開となり、13時25分には22589円まで上げました。
その後はやや伸び悩んだものの、+252円の22512円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して、2.0兆円台でした。
早期に反転開始となるのかがポイント
前日、日経平均は25日線近辺まで下落しましたが、切り返して反発となりました。
現状、日経平均は25日線(今日の時点で22306円)、5日線(今日の時点で22458円)よりも上に位置しています。
それに対してTOPIXは、5日線(今日の時点で1577)まで戻したものの、25日線(今日の時点で1580)はまだ回復できていません。
また、本日、5日線が25日線を下回るミニデッドクロスが示現しました。
ミニデッドクロスの示現はネガティブ要素になるのですが、これが示現したからといって即弱気となるわけではありません。
直近の例で言うと、例えば、NYダウは5/15にミニデッドクロスが示現しています。
しかし、ミニデッドクロス示現後、その前日の5/14の22789ドルの安値から27580(6/8)まで上昇しました。
よって、これが示現したからといって即弱気となるわけではなく、すぐにリカバリーできるようであれば、特に問題はないということが言えるのではないかと思われます。
なお、現状では、本日TOPIXにミニデッドクロスが示現したほか、昨日、NYダウにミニデッドクロスが示現しました。
よって、短期的には以下のような点が注目されることになるかと思われます。
①5月のNYダウの時のように、TOPIXとNYダウは早期に反転開始となるのか?
②TOPIXとNYダウ以外の他の指数にもその動きが拡がるのか?