前週末の米国株式市場で、主要3指数が反落して取引を終了。
これを受けて、東京市場も朝方から軟調な展開となり、日経平均は22255円で寄り付き、260円程度安く始まりました。
10時31分に22281円で日中高値をつけた後、再度売り込まれる展開となり、大引け前の14時54分に21969円まで下落。
そのまま安値圏で取引を終え、▲517円の21995円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.1兆円台でしたが、明日以降、中国製造業PMIや、日銀短観、米ISM製造業景気指数などの重要経済指標の発表が相次ぐことから手控えムードも強く、商い薄の1日でした。
日経平均は、約2.5か月ぶりに25日線を割りこむ
今日の日経平均は、日中安値が22408円に対して、今日の同高値は22281円だったので、120円程度マドを空けて下げる形になりました。
また、25日線(今日の時点で22356円)も明確に割れてきました。
4/7から25日線を超える形で推移してきたので、約2.5か月ぶりに同線を割り込む形になりました。
なお、先週金曜日に、NYダウは25015で引けているので、25128(6/11の引け値)を割れています。
また、NYダウに続いてs&p500も、5日線が25日線を下回るミニデッドクロスが示現しています。
これらの点から見ますと、徐々に調整開始となる気配が漂ってきているような感じもします。
この先、次のような点も見られるようになってくると、米国株の調整が深くなる可能性も出てくるので、要注目かと思われます。
①主要3指数で、一目均衡表の遅行線が陰転入りする
②s&p500の200日線について、現状は5/20から同線が上昇する傾向にあるが、これが下落に転じる(※)
(※)s&p500がこの先、3000ポイントを下回ってくると、来週あたりに200日線が上向きから下向きに転換する可能性があります。