前日の米国株市場で主要3指数が続伸したことや、ドル円相場が円安基調で推移したことを支えに、日経平均は22338円で始まり、寄り付きは続伸でスタートしました。
その後、9時37分に22360円まで上げたものの、新型コロナウイルスの感染再拡大への不安は根強く、そこから軟調な展開になり、マイナスに転換。
東京都内で新たに60人以上が新型コロナに感染していることが確認されたことも、売りを加速させる要因となり、14時17分には22039円まで下落。
一時、250円程度マイナスとなる場面もありました。
そこから引けにかけてやや戻したものの、▲166円の22121円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.0兆円台でした。
秋口以降は急落する可能性も考えられる
前日のNY市場で、主要3指数は続伸で、5日線を上回りました。
また、s&p500は3100で引け、25日線の水準(昨日の時点で3096)も超えてきたので、日経平均は上げてくるかと思いました。
しかし、高かったのは朝方だけで、以降は売りに押されて下げる形になりました。
日経平均は、昨日に続いて今日も一時5日線(今日の時点で22235円)を超えたのですが、引け値ベースで同水準を維持できませんでした。
なお、現時点においては、16358(3/19)から5波動での上げが進行中と見るのが妥当ではないかとみているのですが、ここまでの動きを見る限り、現状はまだ4波目の下げが進行中であるように思われます。
1波:16358(3/19) ⇒ 19564(3/25) +3206円
2波:19564(3/25) ⇒ 17646(4/3) ▲1918円
3波:17646(4/3) ⇒ 23185(6/9) +5539円
4波:23185(6/9) ⇒ 現在進行中
ここから25日線(今日の時点で22425円)を超えて、6/23につけた戻り高値22693円も超えてくると、5波目の上げに転換したことになり、8月あたりにかけて最後の上げをやってくるのではないかと想定します。
そしてその後、秋口以降は急落する可能性が出てくるのではないかと考えています。