連休中に欧米株市場が波乱安の展開となったことを受けリスク回避の売りが先行し、日経平均は23245円で寄り付き、下落してスタートしました。
10時28分に23154円まで下落して、一時は200円以上下げる場面もありました。
しかし、その後は切り返す展開となり、大引け前の14時57分に23370円まで上昇。
プラス圏に浮上しましたが、引けは▲13円の23346円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は2.7兆円台で、先週金曜日に続いてそれなりに商いはありました。
連休中に欧米株が軟調だった割には日本株は底堅い動きに
連休中に欧米株が軟調で、シカゴの日経平均先物は22500円を割れる場面もありました。
ただ、今日の日経平均の寄り付きは100円安程度で、欧米株が下げた割には下げが少なく、1日を通しても堅調な展開でした。
9月に入ってから米国株との連動性が薄れており、米国株が下げても日本株はそれほど下げない動きが続いているのですが、今日もその傾向は変わらずでした。
安寄り後、200円以上下げた後、引けにかけて下げを縮めて終了しているので、日足の形状は下髭ありの小陽線。
25日線(今日の時点で23215円)を一時割れた後、同水準を回復して引けているので、動きとしては強い感じです。
なお、9月に入ってから下落傾向が続いている米国株は、一昨日75日線の水準まで落ちた後、昨日反発しているので、けっこういい水準まで下げてきているのではないかと思われます。
米国株が落ち着いてくれば、高値圏で推移している日本株は、レンジ相場を上に抜けて上値追いの展開になってくるのではないかと考えます。