前日の欧米株市場が安かったものの、朝方から買い注文が入り、今日の日経平均は26624円で寄り付き、190円程度高い水準でスタート。
その後も買い優勢となり、後場入り後の12時30分には26852円まで上昇して日中高値をつけました。
そこから高値圏での保ち合いとなり、引けは+353円の26787円で終了。
日経平均は反発となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大は引き続き懸念されるものの、ワクチン開発への期待感を背景に景気敏感株を中心に下値では買いが厚く、強い展開が続く形になっています。
売買代金は、MSCIのリバランスという特殊要因があった前日から大幅減少したものの、2.8兆円台で、高水準でした。
日経平均は強いが、それに比べるとTOPIXの動きはやや鈍いか
現状、繁忙期で、更新が数日飛びました。
その間の相場なのですが、NY株がやや足踏みの状況が続く中、日本株は堅調で連日の高値追いの動きとなっております。
日経平均は26800円台まで上げ、27000円の大台まであとわずかに迫っています。
バブル崩壊前の1989年12月につけた日経平均の最高値が38957円。
それに対して最安値は、リーマンショック後の2008年10月につけた6994円になり、その下げ幅▲31963円に対する61.8%戻りが26747円になるのですが、この水準も難なく超えてきました。
10月30日につけた安値22948円からの上げ幅が4000円近くになるので、そろそろスピード調整の動きが出てもおかしくないのですが、上げの勢いは止まらず、押し目待ちに押し目なしの展開となっています。
ただ、日経平均が高値更新となったのに対して、TOPIXは11/27の1792が高値となり、昨日の下げに対する戻りも今日はやや弱い感じでした。
日経平均も27000円の大台を目前にしているので、ここから大台を前にして、一旦足踏みとなるのでしょうか。
それとも、そこも難なく通過して、さらに上値を伸ばしてくるのでしょうか。
上げの勢いがどこまで続くのかが、目先の焦点になります。