新型コロナワクチンに対する期待が膨らんだことや、英国と欧州連合(EU)の通商交渉が大枠で合意したと報じられたことも好感されて、前日のNYダウは上昇。
これを受けた東京市場は買い先行の展開となり、26635円で寄り付いた後、9時8分に26764円まで上昇。
240円程度高くなる場面もありました。
ただ、本日はクリスマスの前日で、米国は株式・債券市場が短縮取引となることもあり、市場参加者は限定的で、買い一巡後は方向感に欠ける展開に。
10時32分に26605円まで下落した後は、もみ合う動きとなり、最終的には+143円の26668円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して1.6兆円台で、2兆円割れでした。
このまま25日線を維持できるかどうかがポイント
日経平均は、12/22に26361円まで下落した後は、続伸となり、今日の時点で25日線(今日の時点で26511円)を3日ぶりに回復してきました。
ただ、日足の形状は上髭ありの小陽線で、やや上値が重い印象の動きでした。
とりあえず、12/8につけた直近安値26327円を割れずに反転してきているので、まだ高値圏でのもみ合いが継続となっています。
仮に高値圏でのもみ合いが継続しているのであれば、12/2につけた高値26889円からフラット型での調整(横ばいでの調整)が12/22の26361円で終了。
ここから、もう一上げある形になるかと思われます。
なお、フラット型での調整の波の内訳は、以下の通りになります。
a波(下げ):26889(12/2) ⇒ 26327(12/8)
b波(戻り):26327(12/8) ⇒ 26905(12/21)
c波(下げ):26905(12/21) ⇒ 26361(12/22)
このまま25日線を維持できるかどうかが、まずはポイントになってきます。
再び同線を割り込むような形になると、調整はまだ終わっていないという見方が強くなると考えます。