本日の東京市場は、前日の欧米株市場が揃って大きく上昇したことを受け、朝方はリスクオンムードが強く、日経平均は29939円で寄り付き、200円以上高くスタートしました。
ただ、9時3分に29996円で日中の高値をつけて3万円の大台に接近したあとは値を消す展開に。
後場に入ると先物主導で一段安となり、12時32分には29314円まで下落。
一転して350円程度マイナスとなりました。
その後、安値圏でもみ合う動きとなり、大引けは▲255円の29408円で終了。
日経平均は反落して終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台でしたが、3兆円の大台には届きませんでした。
朝方に2/25~26にかけて空けたマドを一部埋めるも、値を消す展開に
本日は朝方に29996円の高値をつけて、2/25~26にかけて空けたマド(29760~30044円)を一部埋める形になりました。
しかし、その後下落となったことで、陰線引けで終了。
ザラ場べースでは5日線(今日の時点で29575円)の水準を一時上回ったのですが、引け値では昨日に続いて同線を回復することはできませんでした。
本日の日中値幅は、高値が29996円に対して、安値が29314円だったので、600円以上の幅がありました。
2/26に1202円下げたので、そこからボラティリティが大きくなり、上下に大きく振れる動きが続いています。
ただ、明日反発して5日線を上回る形になってくると、反転の兆しが出てくることになると思われます。
2/16に30714円で高値をつけたあと、先週金曜日の急落で28966円まで下げ、1748円下落する形になっているので、短期的な調整を入れる場合の値幅としてはそこそこいい水準まで下げているのではないかと思われます。
短期的な調整を入れたあとは、再度2/16につけた高値30714円を取ってくる形になると想定しているので、現状の調整局面は2/26の記事でも書いたように良い押し目の機会になるのではないかと考えております。