前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちであったことから手掛かり材料に乏しく、今日の日経平均は29675円で寄り付き、下落してスタートしました。
その後、国内で新型コロナウイルスの感染者数が再拡大傾向にあることや、米中摩擦の先鋭化を懸念するムードもあり、9時42分に29516円まで下げて、200円以上下げる場面もありました。
ただ、半導体関連セクターの一角などが底堅さを発揮したほか、海運や機械などグローバル景気敏感セクターが買われて下値を支え、14時54分に29744円まで上げて、プラス圏に浮上。
そこからやや値を下げて、大引けは▲21円の29708円で終了。
日経平均は小幅反落となりました。
売買代金は前日並みで2.5兆円台でした。
3回目の安値をつけるのは4/12から4/22?
昨日は日経平均よりもTOPIXが優勢だったのですが、今日は再びTOPIXが劣勢で、日経平均が▲0.07%の下げだったのに対して、TOPIXは▲0.79%の下落でした。
騰落銘柄数も、値上がりが285銘柄に対して、値下がりは1883銘柄で、値下がり銘柄がかなり多い1日でした。
日経平均は3/5の28308円と、3/24の28379円で安値をつけて、以降反転する動きに入っていたのかと見ていたのですが、30208(4/6)で頭打ちとなり、再度下値を模索する感じの動きとなっています。
2/16に30714円で高値を付けてからの動きをみると、これまでに2回下落する動きになっています。
1回目:30714(2/16) ⇒ 28308(3/5)
2回目:30485(3/18) ⇒ 28379(3/24)
1回目の下げの日柄は13日(両端入れ)で、2回目の下げの日柄は5日です。
30208(4/6)から3回目の下げに入っているとして、仮に1回目と2回目と同程度の日柄で下げるとすると、3回目の安値をつけるのは4/12から4/22となります。
ここまでの動き方をみると、2/16の高値からの調整は28379(3/24)では終わらず、3回目の安値をつけにきているとみる見方の方が優勢となってきているような感じもするので、再度上昇トレンドに回帰するのはもう少し時間がかかるのかもしれません。