前週末の米国株式市場は、米雇用統計が市場予想を下回ったことから金融緩和が長期化するとの思惑が支えとなり、主要3指数が上昇。
日経平均は29376円で寄り付き、20円程度高い水準でスタートしたのち、10時25分に29685円まで上昇。
上げ幅は、一時300円を超えました。
ただ、後場に入るとファーストリテイリングの軟化が重しとなり、上げ幅を縮小。
今週は主要企業の決算発表がピークを迎えることから、徐々に様子見ムードが強まり、引けは+160円の29518円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりもやや減少して2.4兆円台でした。
高値追いが続くNY市場にキャッチアップする動きが出てきているか?
本日は3日続伸となりましたが、上げ幅を縮小して終える形になりました。
ただ、日中高値は29685円まであったので、4/19~20にかけて空けたマド(29361~29530円)を完全に埋めてきました。
また、引け値ベースでは25日線(今日の時点で29413円)を超えてきましたので、30714(2/16)から2か月以上続いてきた調整局面は28419(4/21)で終了し、そこから反転開始となったという見方がより強くなってきたと思われます。
昨年3月につけた安値16358円から上昇トレンドが開始しているのですが、その間、上昇期間が継続した期間が2回あります。
1)16358(2020年3月) ⇒ 23185(6月)
2)22948(2020年10月) ⇒ 30714(2021年2月)
1)の期間は、週足の本数で13本(両端入れ)
2)の期間は、週足の本数で17本です。
仮に28419(4/21)から上昇がスタートしたとして、上記1)ないしは2)と同程度の期間上げが続くとなると、以下の期間まで上げが継続するということになります。
①28419(4/21)から週足で13本上げた場合:7月12~16日の週
②28419(4/21)から週足で17本上げた場合:8月10~13日の週
ここにきて、高値追いが続くNY市場にキャッチアップする動きが出てきているような感じもするので、ここからの動きに期待したいところです。