前日の大幅安の反動で、日経平均は28712円で寄り付き、100円程度高い水準でスタートしました。
9時6分に28831円まで反発したものの、日本時間の今夜に米消費者物価指数の発表を控え、米長期金利と米株市場の先行きに警戒感が強まり、そこから再び売られる展開に。
13時45分に27888円まで値を下げて、一時下げ幅は700円を超えました。
その後は下げ幅を縮小して▲461円の28147円で終了。
日経平均は前日の大幅安に続いて続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.4兆円台で、3兆円の大台を超えました。
28000円あたりで下げ止まることができるのか
本日は一時28000円台を割り込み、4/21につけた28419円、3/24につけた28379円、3/5につけた28308円を割り込みました。
2/16に30714円で高値をつけてから、上限は30714円、下限は28308円としたボックス圏内での調整局面の動きが続いてきたのですが、本日この下限を割れてくる形になりました。
今日の下落でレンジ圏内の下限を割り込む形になったのですが、レンジ相場の場合、レンジ上限や下限に届かなかったり、あるいは行きすぎたりする場合があるので、今日の動きがそれに該当するかどうか、動向をしばらく見ていく必要があります。
仮にレンジ相場が続いているとしたら、今日の下げは行き過ぎた動きとなるので、近いうちに反転してくると思います。
2/16につけた30714円の高値からの動きをみると、3波で下げて3波で上がるという動きが続いているように見えるので、今日の下落はレンジ相場の中での行き過ぎた動きというように見えなくもありません。
本日、28000円を一時割り込んできたので、とりあえずはこのあたりの水準で下げ止まることができるのかどうかが、目先的な焦点となります。