前週末4日の米国株式市場は、5月米雇用統計の発表を受け、FRBの緩和縮小観測が後退して米長期金利が低下し、主要3指数がそろって反発。
これをうけて今日の日経平均は、29214円で寄り付き、上げて始まりました。
9時1分に29241円まで上がり、300円程度上げる場面もありましたが、そこから売りに押されて、11時13分に28973円まで下落。
上げ幅を30円程度にまで縮めました。
そこから下値では買いが入り、引けは+77円の29019円で終了。
日経平均は反発で終わりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
日経平均は5/28につけた戻り高値を抜けるが、その後、上げが失速
今日は上げて始まり、日経平均は29241円まで上げたので、5/28につけた戻り高値29194円を上回りました。
TOPIXも1970まで上げて、6/3の戻り高値1966を超えましたが、その後は上げが失速となりました。
TOPIXは75日線を上回る形になっていますが、日経平均は75日線(今日の時点で29203円)を引け値で超えることができず、そこで頭を押さえられる形になっています。
今のところ、日経平均は、一目均衡表の遅行線は陽転入りできない形が続いていますが、今の水準をあと8営業日(時期としては6月17日)維持する形になると、一目均衡表の遅行線が陽転入りする形になります。
TOPIXは日経平均に先行しており、一目均衡表の遅行線が陽転入りしているほか、雲の上限も上回る形になっています。
日経平均がTOPIXに続いて、一目均衡表の遅行線が陽転入りして、雲の上限も上回ってくると、2/16につけた高値を目指す展開になるという見方がより強化されるとみています。
今は、高値奪回に向けて一気に動くというよりは、じりじりと高値奪回に向けて動きが出てきているという感じになると思いますので、その動きが本格化するのを待つ局面になるかと考えます。