新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大や、経済正常化の後ずれへの警戒感が強まり、前日の米国株は下落。
これをうけて今日の日経平均は、27351円で寄り付き、今日も下げてスタートしました。
10時6分に27330円まで下げた後、11時30分に27564円まで上げましたが、そこから再度売られる形になり、引けは▲264円の27388円で終了。
日経平均は5日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台でした。
日経平均は5日続落で、サイコロジカルラインは25%まで低下
今日の日経平均は27330円まで下落したので、5/13につけた安値27385円を下回りました。
これで5日続落となったのですが、日経平均の上げ下げを12日間でみたサイコロジカルラインは、3勝9敗となり、25%まで低下しました。
サイコロジカルラインでみて、25%というのは底値圏となります。
また、騰落銘柄数は、値上がり441銘柄に対して、値下がりが1656銘柄で、騰落レシオ(25日)は78%まで低下。
こちらも売られすぎとなる80%割れとなりました。
なお、日経平均は5/13につけた安値を割り込んだのですが、TOPIXは5/13につけた安値1845.72に対して、今日の日中安値は1883.86なので、まだ安値割れまで余裕があります。
仮にここでTOPIXが5/13につけた安値を割り込むことなく、反転してくると、日経平均とTOPIXとで動きが異なる、ダイバージェントという状態が示現することになります。
ダイバージェントの発生は底打ちを示唆するものになるので、この先、TOPIXが5/13につけた安値を割り込むことなく、反転できるのか否かは、先行きをみていくうえで、非常に重要なポイントになります。
なお、昨年3月の時とは異なり、新型コロナの感染拡大を材料にした売り仕掛けもある程度のところで限界を迎えると思いますので、ここからは今後の反転に備えて買い下がりに動いていく局面になるのではないかと考えます。