前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が上昇したことを受け、今日の日経平均は29044円で寄り付き、270円程度高く始まりました。
ただ、寄り直後につけた29046円が日中高値となり、そこから急速に値を消す展開に。
中国不動産大手の恒大集団の経営不安が引き続き上値の重石となっているほか、今月に期限を向かえる米国の債務上限問題の行方も警戒され、13時23分に28343円まで下落。
一時下げ幅は400円を超えました。
そこから引けにかけてやや戻し、大引けは▲326円の28444円で終了。
9/27から6日続落となりました。
売買代金は3.2兆円台でした。
二段下げではなく、三段下げの調整パターンとなる可能性も
前週末の米国株市場が高かったので、今日は反発するのではと思われましたが、高かったのは寄り付きだけで、今日も下落する動きとなりました。
今日の下落により、75日線(今日の時点で28614円)を割り込んだほか、200日線(今日の時点で28679円)をも下回ってきました。
先週金曜日の記事で、次の下値の目途は61.8%押しの28421円と書いたのですが、今日は28343円まで下落したので、この水準も一時割り込んできました。
75日線、200日線でも止まらず、61.8%押しの水準でも止まらずとなると、26954(8/20)に近いところまで行ってしまうのかもしれません。
なお、9/29の記事で、二段下げでの調整パターンを想定と書いたのですが、ここまで下げが拡大してくると、二段下げでは終わらず、三段下げの形態となってくるのかもしれません。
一段目の下げ:30795(9/14)⇒29573(9/22) ▲1222円
二段目の下げ:30414(9/27)⇒ 現在進行中
三段下げとなる場合、二段下げ終了後に戻りがあり、再度下落したところで底を打つという感じになります。
今日の時点で6日続落なので、そろそろ二段目の下げが終わってもいい頃という感じもしますが、仮に反発に転じた場合はその後の戻り具合を見て、三段目の下げがあるかどうかを判断するという感じになるかと考えます。