日経平均は前週末の米株急落を受けて、28337円で寄り付き、下落してスタートしました。
その後は、日本株は前週末に海外に先立って下落していたこともあり、売り一巡後は前引けにかけて短期筋を中心に自律反発狙いの買い戻しが活発化し、10時58分に28776円まで上昇し、一時プラスに浮上しました。
ただ、後場は徐々に水準を切り下げる展開となり、朝方につけたきょうの安値を更新して下げ幅を拡大。
14時30分に28187円まで下げ、下げ幅は500円を超えました。
引けにかけてやや戻したものの、大引けは▲467円の28283円で終了。
日経平均は大幅続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.3兆円台でした。
いずれの見方の場合も今の調整局面が終われば、上げ波動が再開するという見方は同じ
本日の騰落騰落数は、値上がりが159銘柄に対して、値下がりが1989銘柄で、先週の金曜日に続き、今日も全面安でした。
本日、28187円まで下げたことで、10/25の28472円も割り込みました。
TOPIXも1948で引け、200日線(今日の時点で1962)を割り込みました。
ここまで下げる形になったので、見方としては次の2通りの見方ができるのではないかと考えています。
◆見方1:30795(9/14)から2段下げの局面にある
この見方の場合は、
30795(9/14)⇒ 27293(10/6)までがa波。
27293(10/6)⇒29960(11/16)までがb波。
29960(11/16)からc波が進行中となります。
この場合、c波の下値めどは、29960(11/16)からa波と同程度の値幅を下げる26458円となります。
◆見方2:30714(2/16)から続く保ち合い相場がまだ続いている
この場合は、11/8の記事で書いたように、27000円台を試した後に、上げ波動が開始する形になると思われます。
見方1の方が下値がやや深くなることになりますが、いずれの見方の場合も今の調整局面が終われば、上げ波動が再開するという点は共通しています。
いずれにしろ、日本株独自の要因で上げ方向に切り返してくるのは無理なので、NY株が切り返してくることが必要になります。
先週のNYの下げは、市場参加者が少ない中で、仕掛け的な売りで下げたという見方もあるので、今晩以降の動きがどうなるのか、ということになると思われます。