米長期金利の上昇を背景に米国株市場でハイテク株への売りがかさんでおり、この流れが波及する形で今日の日経平均は26705円で寄り付き、300円程度安い水準でスタート。
その後も軟調なアジア株や米株価指数先物の値動きを横目に漸次下げ幅を広げる展開となり、大引け間際に26309円まで下落。
今日は安値引けとなり、大引けは▲684円の26319円で終了。
日経平均は大幅に反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.9兆円台でした。
NYが更に下値を切り下げる動きとなった場合、日経平均は今週いっぱい下げる動きが続き、25500円あたりまで下げる可能性があるか?
このところ、米国株が下げていても戻りを試すなど、堅調な値動きが続いていたのですが、今日はほぼ一本調子で下げる展開となり、安値引けで終わりました。
5日線(今日の時点で26675円)を割り込み、同線も再び下向きとなっているので、4/27につけた26051円をまた試す方向に展開となりそうな感じです。
やはりNYが落ち着かないと、戻りを試す方向に向いてこないのですが、今日の時点で日経平均のEPS(1株あたり利益)は2125円となっているため、本日の大幅安をうけて日経平均PERは12.38倍まで低下してきています。
なお、日経平均PERが11倍台まで低下すると、だいぶ割安感が出てくるので、底打ち反転となる可能性が出てくる(※)のですが、日経平均のEPSが2125円とした場合、日経平均PERが11倍台まで低下する水準というのは25478円以下(25500円処)となります。
(※)3月9日に24681円まで低下したときの日経平均PERは11.94倍で、その後、28338(3/25)まで反発となっています。
この25500円処というのは、28338(3/25)から26304(4/12)までの下げ幅▲2034円を、27580(4/21)の戻り高値から同値幅下げた時と同じような水準となります。
なお、28338(3/25)から26304(4/12)までの下げの日柄は13日になるので、仮にこれと同じ日柄を27580(4/21)の戻り高値から下げるとすると、底を入れる日柄というのは今週の金曜日の5/13となります。
この点からすると、NYが更に下値を切り下げる動きとなった場合、日経平均は今週いっぱい下げる動きが続き、25500円あたりまで下げる可能性があるという想定ができるのではないかと思われます。