一昨日の米株市場は、FOMCを通過して大幅高となったのですが、昨日は長期金利が上昇したことをうけて、ハイテク株比率の高い米ナスダック総合が下落する中、半導体関連などハイテク株や高PER株を中心に売りが先行し、一転して大幅安となりました。
これをうけて今日の日経平均は、26784円で寄り付いた後、9時7分に26543円まで下落。
250円以上下落する場面もあったのですが、売り一巡後は徐々に持ち直し、プラスに転換。
13時11分に27072円まで上げた後、やや押し戻される展開となったのですが、大引けは+185円の27003円で終了。
日経平均は反発で引けました。
売買代金は前日よりも増加して3.4兆円台で、3兆円台のせとなりました。
連休の谷間にもかかわらず、商いができているのもポジティブ要因
前日の米国株市場で、ナスダック指数は5%近い急落となり、5/2につけた安値を割り込みました。
しかし、今日の東京市場は朝方こそ安かったものの、すぐに切り返す展開となり、上昇して引ける形になりました。
日経平均は、3/28の28338円から4/27の26051円まで調整する動きが続いていたのですが、そこから米国株が下げてもそれに連動せずに切り返す動きが継続しています。
4/27に、NYダウの下落率が2.38%だったのに対して、日経平均の同率は1.17%で、NYが下げた割には下げ幅が少ない感じだったので、同日の記事で、日本株に下値の耐性がついてきているような感じもする、ということを書いたのですが、そこから米国株に連動しなくなってきているように思われます。
本日の上昇で、日経平均は75日線(今日の時点で26990円)を回復してきているので、ここから25日線(今日の時点で27151円)も回復して、4/21につけた27580円も超えてくると、切り返しに転じたという感触が強まってくると思われます。
売買代金も、連休の谷間にもかかわらず、5/2が2.9兆円台、そして本日が3.4兆円台と、そこそこできていているのもポジティブ要因になると思われます。
なお、このところNY株が乱高下の動きを繰り返しているのですが、前日大幅安で、そしてそこから一転してまた上げてくるような動きになると、底打ち反転となる可能性も出てくるので、その点も目先どう動いてくるのか、注目されるところになります。