前週末の米国株は、低調な決算を発表したアマゾン・ドット・コムが売られた他、3月の米個人消費支出価格指数の前月比の伸びが2005年以来の大きさとなり、利上げ観測が一段と高まり、大きく下落しました。
今日の日経平均は26851円で寄り付き、小幅高で開始したのち、9時7分に26964円まで上昇し、100円程度高くなりました。
しかし、そこから値を下げて、11時3分に26610円まで下落。
一時下げ幅は200円を超えました。
その後は、前週末に好決算を発表した企業の一角には買いが集中したほか、為替の円安基調も下支え要因となり、下げ幅を縮める展開に。
引けは▲29円の26818円で終了。
売買代金は前日よりも減少して2.9兆円台でした。
今日も米国株が大きく下げた割にはしっかりした動き
先週の米国株は大きく下落し、ナスダックは4/27につけた直近安値を更新する動きとなりました。
ただ、週明けの日経平均は、一時200円以上下げる展開となりましたが、引けにかけて下げ渋る動きとなり、小幅安で終わりました。
4/27の記事で、NYが下げた割には日本株の下げ幅が少ない感じだったので、「日本株に下値の耐性がついてきている可能性も」という記事を書いたのですが、今日もNYが下げた割には日経平均は小幅安にとどまったので、下値に対する耐性がついてきているような感じがします。
また、今日の時点で、日経平均EPS(1株あたり利益)は前日の2089円から2140円に上昇し、日経平均PERは12.53まで低下してきているので、割安感は出てきています。
そのほか、本日は連休の谷間だったのですが、売買代金は3兆円近くあったので、商いもそれなりに伴っています。
これらの点からすると、日本株自体の地合いは悪くないように思われます。
よって、NYが落ち着いてきさえすれば、反転開始となる可能性は高いような感じがします。
今のところ、米国株に底打ちの兆しは見えませんが、5/3~4にかけて開催されるFOMCが注目されるイベントになりますので、この前後で切り返しの動きがみられるかどうか、期待したいところです。