前日の米株市場で、主要3指数がそろって下落。
この流れを引き継ぎ日経平均も27952円で寄り付き、軟調してスタート。
9時5分に27910円まで下げた後、10時41分に28029円まで上げ、前日終値並みまで戻す場面もあったのですが、そこから再度軟化して大引けは▲97円の27930円で終了。
日経平均反落となりました。
今日は、半導体関連が売られましたが、その一方で、10月の訪日外国人旅行者数が増加したことをうけて、百貨店株などリオープン関連が堅調に推移し、相場を下支えしました。
売買代金は2.8兆円台で、3兆円台には届かずでした。
75日線が上向き基調の中で示現するGCなので、強気型
日経平均は28329(11/11)で戻り高値をつけてから、やや調整する動きとなっています。
ただ、その間、25日線(今日の時点で27415円)が上昇基調で、75日線(今日の時点で27638円)に接近してきています。
その差は220円程度なのですが、昨日の時点で、25日線と75日線との開きは300円程度なので、1日で80円程度差を縮めてきています。
このため、このままいくと、25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)が来週あたりに示現する形になります。
GCが示現しても、75日線が下向き基調だと、ダマシで終わる可能性が高いのですが、現状、75日線が上向き基調なので、ここで生じるGCは真正GCとなり、強気型になります。
なお、直近で、真正GCが発生したのは今年の7月28日です。
この時の日経平均の終値は27815円で、その後、29222(8/17)まで上昇しました。
このため、直近で、真正GCが発生した時は、発生してから上げた期間はわずか3週間程度にすぎませんでした。
ただ、今回は200日線が上向いている中でGCが発生する形になるので、暫くは強い展開が期待できるのではないかと考えております。