前日の米株式市場は、新規失業保険申請件数が増加し利上げペース減速に向けた期待が浮上したことを受け、主要指数は上昇。
これをうけて今日の日経平均は、27633円で寄り付き、60円程度高くスタート。
半導体関連など値がさ株が上昇し、日経平均株価を押し上げて、11時22分に27952円まで値を上げました。
ただ、今晩に米11月卸売物価指数の発表が予定されていることから、買い一巡後は様子見姿勢が強まり、高値圏での一進一退となり、大引けは+326円の27901円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台でした。
本日反発で、5日線を超えて、25日線近辺まで戻す
今日は5日線(今日の時点で27773円)を超えて、25日線(今日の時点で27903円)近辺まで戻りました。
引値は27901円で、5営業日前の12/2の終値27777円を超えてきたので、5日線も上向きに転じました。
5日線は11/30に下向きに転換していたので、8営業日ぶりに上向きに転換となりました。
5日線が下向きから上向きに転換してきたので、28502(11/24)からの調整が終了した可能性を示す最初のシグナルが点灯したことになります。
なお、本日、25日線近辺まで戻ったので、このまま同線を上回ってくれば、調整終了の可能性がより強くなってきます。
昨日の段階では、来週半ばぐらいまで調整が続く可能性もあるかと見ていたのですが、本日、反発してきたことで、調整終了となった可能性が出てきました。
28502(11/24)からの調整が27415(12/8)までの11日(両端入れ)なので、調整の期間としてはやや短いという感じもしなくはないのですが、来週以降も反発が継続すれば、調整終了の可能性がより高くなってきますので、短期的には来週の動きは注目となります。