前日の米国株市場で、朝方発表された3月の米消費者物価指数が一段のインフレを示唆するものではなかったことで、安心感が広がり、NYダウは上昇してスタートしたものの、その後は軟化して終了しました。
これを受けて今日の日経平均は、27952円で寄り付き、28000円台を割れてスタートしました。
ただ、その後は押し目買いが優勢に変わり、前場後半に小幅ながら上昇に転じた後、後場に入っても強調展開が続き、14時10分に28163円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で取引を終え、+74円の28156円でクローズし、日経平均は5日続伸となりました。
売買代金は2.4兆円台でした。
NYダウが2段上げの局面に移行してきた場合、2022年1月につけた最高値36952ドルを超えてくる可能性もある
今日の高値は28163円まであったので、昨日の日中高値28121円を超え、4/4の28287円の高値が指呼の間に迫りました。
昨日の記事で書いたように、ここから4/4の高値28287円を抜けてくると、2021年の高値30795円と2022年の高値29222円を結んだ上値抵抗線抜けを再び試す展開となってくるので、当該高値を抜けた後、上げの勢いに拍車がかかるのか、注目してみていきたいところです。
なお、昨日の米国株市場で、NYダウは下落となったものの、戻り方向の動きはまだ継続している形になり、昨年12月につけた34712ドルの戻り高値まであと65ドル程度まで迫ってきているので、こちらの方も当該高値を抜けてくるのかどうか、注目されるところです。
仮にNYダウが34712ドルの戻り高値を超えてくると、昨年10月につけた安値28660ドルからの上げが2段上げの局面に移行してくる形になります。
1段上げの上げ幅は、28660ドルから34712ドルまでの6052ドルなので、2段目の上げが1段目の上げと同程度の上げ幅を上げる形となると、37500ドルまで上げる形となるので、2022年1月につけた最高値36952ドルを超えてくる可能性もあります。
よって、NYダウが34712ドルの戻り高値を超えてくることができるかどうか、この点についても、動向を注視していきたいところです。