前週末の米国株市場で、FRB高官のタカ派的発言を受け、金融引き締めが長期化することへの警戒感が売りを誘発したものの、米金利低下を背景にハイテク株には強い動きが目立ちました。
これを受けて今日の日経平均は、32517円で寄り付き、110円程度高い水準でスタート。
9時24分に32388円まで下げて、一時はマイナス圏に落ちる場面もありましたが、そこから切り返す展開に。
14時46分に32722円まで上げ、大引けは+276円の32678円で終了。
日経平均は、5日ぶりに反発となりました。
売買代金は3.1兆円台でした。
NYダウは200日線近辺に接近してきており、同線を維持できるかどうか、こちらも注目される
今日の日経平均は、5日ぶりに反発で、25日線(今日の時点で32591円)と75日線(今日の時点で32652円)を共に上回って引けました。
とりあえず、今日の時点で25日線と75日線の乖離は60円程度です。
先週金曜日時点の25日線と75日線の乖離は100円程度なので、このままいくと今週中にも25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現する形になります。
今日は25日線と75日線よりも上で引けたものの、この形を維持できずに下に割れてくると、仮にゴールデンクロスが示現したとしてもダマシになる可能性もあるので、ここからどう動いてくるのか、注目です。
なお、米国株市場では、NYダウの下落傾向が続き、33963ドルまで下落してきています。
この下落により、200日線(先週末時点で33808ドル)近辺に接近してきているので、同線を維持できるのかどうか、こちらも注目されるところです。