前週末の米国株式市場でのハイテク株安や、中東情勢を巡る警戒感からリスクオフムードが強まり、今日の日経平均は31983円で寄り付き、32000円台を割れて開始しました。
寄り直後につけた31999円が日中高値となり、そこからさらに下げを拡げ、14時49分に31564円まで下落。
一時下げ幅は700円を超えました。
その後はやや戻したものの、大引けは▲656円の31659円で、大幅続落となりました。
売買代金は3.3兆円台でした。
30487(10/4)の安値を下回る動きを目指す調整局面が進行中
先週末の日中安値が32249円に対して、今日の同高値が31999円だったので、250円程度マドを空けて下げるかたちになりました。
10/11~12にかけて上昇した際、32037~32120円でマドを空けて上げているのですが、今日はその逆でマドを空けて下げました。
これで、10/12と13の日足がマドを空けて上方に取り残された形になっています。
この形状は、アイランドリバーサルという形になるのですが、これが出たときは、トレンド転換のサインとなるケースがあります。
直近では、9/15に33634円まで上げた後、翌日にマド空けての下げとなったことで、アイランドリバーサルが示現しました。
このときは、9/15の33634円の戻り高値から30487(10/4)まで、13営業日(両端入れ)で、3147円の下落となりました。
今回も、再度、アイランドリバーサルの形状が示現した事で、ここから、下げを拡大し、30487(10/4)の安値を下回る動きとならないか、という点が注目されます。
なお、ここからの動き方として、
①再度切り返して9/15の33634円の戻り高値を目指すパターン と、
②切り返しはなく、30487(10/4)の安値を下回る動きを目指すパターン
の2とおりの動き方が考えられます。
ただ、いずれのケースでも、どこかのタイミングで30487(10/4)の安値を下回る動きを目指すパターンに入るという見方は共通しているので、大きな方向性としては調整局面が進行中という見方は共通しています。