米9月消費者物価指数が予想を上回り、米金融引き締め長期化への警戒感が台頭し、前日の米国株市場は下落。
これを受けて今日の日経平均は、32328円で寄り付き、下落して開始。
9時16分に32533円まで上げて一時はプラス圏に浮上しましたが、そこから売られて14時52分に32249円まで下落。
大引けは▲178円の32315円で終了。
日経平均は、4日ぶりに下落となりました。
売買代金は3.7兆円台でした。
33634(9/15)から30487(10/4)までの下げに対する戻りは65%
昨日、日経平均は32494円の高値で引け、32154(9/22)の安値を超えてきました。
これで、33634(9/15)から5波で下げるというパターンはなくなり、33634(9/15)から30487(10/4)がa波の下げ。
30487(10/4)からがb波のリバウンドの戻りとなりました。
ただ、33634(9/15)から30487(10/4)までの下げ幅3147円に対して、今日の高値32533円までの上げが2046円なので、戻り率は65%となっています。
a波の下げに対する戻りはある程度よいところまできているのではないかと見られます。
今日の時点で5日線は31897円なので、まだ同線よりも上に位置しています。
が、今後、5日線を割り込み、更に同線が上向きから下向きに転換しますと、今度はc波の下げに入り、30487(10/4)の安値を割り込む可能性が出てきます。
その場合の下値メドは、a波の下げが3147円なので、b波のトップからこれと同程度の値幅を下げる辺りが一つのメドとなります。
現時点でb波のトップはまだ確定していませんが、仮に今日の高値32533円がb波のトップとすると、29400円あたりが下値の一つのメドということになります。