先週末の米国株市場で、NYダウは上昇したものの、ナスダック指数は下落でした。
これを受けて今日の日経平均は、37240円で寄り付き、170円程度高い水準でスタート。
9時16分に37511円まで上げて日中高値をつけた後、10時6分に37052円まで下げて、一時はマイナスになる場面もありましたが、そこから再度切り返す動きになりました。
大引けは+370円の37438円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は4.3兆円台でした。
半導体関連株に軟化の兆しがみられるようになってきている点は気になるところ
日経平均は先週金曜日に▲1011円と今年最大の下げ幅を記録し、一時36733円まで下落しました。
今年の高値は41087(3/22)なので、高値からの下落幅は▲4354円。
下落率は▲10.59%となり、10%を超えました。
ただ、直近の戻り高値である39774(4/12)から6日間(両端入れ)で3041円幅下げてきており、一目均衡表の雲の下限が36582円あたりにあり、それに近い所で下ひげをつけて切り返してきているので、一旦は戻りを試す展開になりそうな感じです。
直近の戻り高値である39774(4/12)をつけたときは、38744(4/5)の安値から日柄で言うと6日間(両端入れ)戻りを入れているので、今回もこれと同じ程度の日数か、あるいはもう少し長い日数で戻りを試す展開になるかもしれません。
仮に前回と同程度の日数で戻りを入れると、今週いっぱいは戻りを試すという事になります。
ただ、フィラデルフィア半導体指数であるSOX指数が、75日線を下回っても下げが止まらず、先週末の市場で4%を超える下げとなっています。
これをうけて、これまで相場をけん引してきた半導体関連株に軟化の兆しがみられるようになってきている点は気になる所です。
今日も、レーザーテックは+0.49%となんとかプラスとなっていますが、東京エレクトロン、アドバンテスト、スクリンなどはマイナスとなっています。
一応、目先は短期的に下げのピッチが速かった反動で切り返す展開を予想しますが、ある程度戻りを試した後は再び下値を探る展開となり、先週金曜日につけた安値36733円を再び割り込む展開となるのではないかと考えています。