前日の米国株市場で、ナスダック指数は続落歩調となったものの、NYダウは7日ぶりに反発しました。
これを受けて今日の日経平均は、38587円で寄り付き、110円程度高い水準でスタート。
ただ、寄り後は、すぐに値を消し、下値を模索する展開に。
半導体関連株への売り圧力が強く、全体相場を押し下げる形になり、最終的には▲509円の37961円で引け、安値引けとなりました。
日経平均は3日続落で、売買代金は4.5兆円台でした。
5月ぐらいにかけて下値を探る展開か?
今日の日経平均の日中安値は37961円だったので、3月12日につけた安値38271円を割り込みました。
昨年から上値切り上げ型の上昇が続いてきたのですが、当該安値を割り込んだことで、これまで継続してきた上値切り上げ型の上昇が途切れる形になり、トレンドに変化が生じました。
一応、現時点で、日経平均は上値切り上げ型の上昇が途切れる形になりましたが、TOPIXについては今日の安値が2663.15で、3月12日につけた安値2617.9は維持しています。
TOPIXが当該安値を維持していれば、まだ上昇トレンド継続と見ることもできますが、従来から警戒していましたNY株に変調の兆しがみられるようになってきているので、その見方はやや厳しくなってきているように思われます。
ここからは、NY株の下落に足を引っ張られる形で、下値を探る調整局面になってくるのではないかと考えます。
なお、中期的なトレンドは上なので、ここでの下げはあくまでも上昇トレンドが継続する中での調整局面という形になり、5月ぐらいにかけて下値を探る展開になるのではないかと想定しています。