前日の米国株市場で、発表された4月の米消費者物価指数が事前の市場コンセンサスを下回ったことを受け、NYダウ、ナスダック、S&P500の主要指数がいずれも最高値を更新。
これを受けて今日の日経平均は、38645円で寄り付き、250円以上高い水準でスタート。
9時36分に38513円まで下押した後、上値を伸ばす展開となり、大引け前の14時56分に38949円で高値をつけました。
大引けは+534円の38920円で終了。
日経平均は、大幅高で3日続伸となりました。
売買代金は5.0兆円台でした。
米国株の高値更新をうけて、この所伸び悩み気味だった日経平均も大きく上昇
米国株は3月下旬で高値をつけて調整局面に入った可能性を考えていましたが、4/17~19で安値をつけた後切り返しに転じて、昨日、主要指数が3月の高値を更新しました。
これをうけて、これまでNYが上がっている割には動きが鈍かった日本株も買われて、日経平均は5/7の戻り高値38863円を更新してきました。
ただ、今日は、日経平均の上昇率が+1.39%に対して、TOPIXの同率が+0.24%で、日経平均と比べてTOPIXの動きが鈍かったです。
この動きが一過性のもので、明日以降、TOPIXがリカバーしてくれば問題ないのですが、日経平均の動きに対してTOPIXの動きが芳しくないという動きが続くようであると、やや注意が必要かと思われます。
なお、米国株は3月高値を更新しましたが、更に高値追いの動きが続くかどうかも気になる所です。
米国株は2022年10月に安値をつけて、そこから1年半以上に渡って上げ相場が続いているのですが、波動的カウント的には最後の上げ波動をやっている所と見えなくもないです。
4/17~19から始まった上昇が、長く続くものであれば問題ないのですが、比較的短期間で下方向に向かうような形になると、そこからの調整はやや深いものになる可能性があると思うので、今回の上昇がどこまで持続性があるものなのかも見ていく形がよいかと考えています。