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ドル円はレンジ上限に接近。4年半以上に渡り続いてきた、三角保ち合いをブレイクする動きとなるかに注目

ドル円チャート ドル円
出所:SBI証券
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前日の米国株市場はNYダウなどが上値の重い展開となりましたが、相対的に出遅れる東京市場には国内外の機関投資家からの買いが入り、日経平均は23741円で寄り付き、小高く始まりました。

9時5分に23693円まで値を下げたのですが、中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて堅調だったことが市場心理の改善につながり、以降は切り返す動きとなり、14時59分には23869円まで上昇。

そのまま日中の高値で取引を終えました。

日経平均は+175円の23861円で、反発。

日経平均寄与度の高いソフトバンクグループが、同社傘下の米携帯電話4位のスプリントと同3位のTモバイルUSとの合併をNY連邦地裁が承認したことが伝わって、活況。

日経平均を130円程度押し上げました。

ただ、全体的には新型肺炎の感染拡大による企業業績への影響など、不透明要因も多いことから、上値が重く、日経平均が175円上げたのに対して、TOPIXは▲0.72の1718.92と、マイナスでの引けとなりました。

売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台でした。

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日経平均は反発だが、値下がり銘柄が多く、実態としてはやや冴えない感じの1日

今日の日経平均は反発となったのですが、TOPIXは小幅下落でした。

騰落銘柄数も、値上がりが796銘柄に対して、値下がりが1275銘柄だったので、実態としてはやや冴えない感じの1日でした。

ただ、日経平均は2/10の安値23621円から切り返しに転じ、上昇基調にある5日線に沿って上げてきています。

また、2/10に2/5~6にかけて空けたマド(23414~23625円)を一部埋めたものの、そこから反転してきているので、チャートの形状としては、1/27から2/5までの8日間の日足がマドを空けて下方に取り残されるような形になっています。

この形状は、アイランドリバーサルといわれるもので、チャート的には強気の形状を現すものとなります。

為替の方も、ドル円が比較的底堅い感じの値動きを続けており、110円に近い所まで上げてきています。

現状、ドル円は2015年につけた125円台と2016年につけた99円台の間で上下するレンジ相場(三角保ち合い)を続けています。

ドル円は、このレンジ相場を4年半以上に渡り続けてきているのですが、現状、この三角保ち合いのレンジ上限が110円程度にあります。

このまま110円台に乗せて、更に上値を伸ばしていくようだと、三角保ち合いのレンジ上限を上に抜けてくる可能性もあります。

仮にここでレンジ上限突破となると、4年半以上に渡り続いてきた、三角保ち合いをブレイクする形になるので、けっこうインパクトとしては大きいものになるのではないかと思われます。

円安ドル高の動きが活発化してくると、日経平均の上値追いのフォロー要因にもなりますので、110円処を明確にブレイクできるのか、注目されます。

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